予算管理は経営のキホン
こんにちは。財務コンサルタントの加納裕晃です。
今回は、財務から少しはなれて「会計」についての内容です。
事業を運営していく中で重要な管理手法の一つとして「予算管理」があります。
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予算が必要な理由
端的に言ってしまえば、事業を運営していくうえでの予算とは、スポーツにおいて試合前に行うチームミーティングの様なものです。
野球やサッカー、水泳やボクシングなどのほとんどのスポーツにおいて、試合(レース)に勝つために様々な戦略や戦術を考えます。
対戦相手の戦力、フォーメーション、弱点、コンディションなどを考慮したうえで、どの様にして相手に勝つのかを考えてシミュレーションをおこないます。
このシミュレーションを数値化したものが、事業における予算です。
今期これだけの利益を出す為には、売上がどの程度必要なのか、また、コストはどの程度かけるべきなのかといったシミュレーションを数値化することです。
そして数値化されたシミュレーションを実現する為には、どの様な戦略、戦術をとる必要があるかを取り決める必要があります。
予算は「ミックス型」が良い
大きく予算を立てるルートは2つあり、経営者が売上と利益の目標を立てて各部門へ落とし込む「トップダウン型」と、各部門から売上と利益の目標を立てていく「ボトムアップ型」があります。
多くの中小企業やオーナー企業で採用されているのは「トップダウン型」が多いですが、
成長する企業体質を作り上げていくためには、時間を要しますが「トップダウン型」と「ボトムアップ型」を織り交ぜた「ミックス型」が適してます。
トップダウン型とボトムアップ型は、どちらが良くてどちら悪いというものではありません。
前者はこれだけの売上と利益は確保してほしいという経営者の意思が強く反映し、後者はこれだけは達成可能であるという各部門の意思が強く反映する傾向があります。
極端に積極的であったり、反対に消極的であってもいけません。また、各部門の責任者を始めとした従業員全員がしっかりと予算思考(会計思考)を持つためにも、予算を立てるルートは「ミックス型」が適しています。
実行予算の考え方
最終的な実行予算は一つで構いませんが、策定する過程で3つの予算を立てる事が大切です。
まず一つ目の予算は、将来的に大きな成長を目指す為の目標値となる「目標ライン」の予算をを策定します。一方で、絶対に達成が可能であり、事業を継続するうえで最低限は必要となる「最低ライン」としての予算を策定します。
そして、三つ目の予算については「目標ライン」と「最低ライン」のちょうど真ん中を「実行ライン」の予算としてして策定し、実行予算としていくことが適しています。
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